こんにちは! Mamiyです(^^)/
還暦を過ぎたMamiy夫婦は2匹のわんこと一緒にキャンピングカーで各地を旅行しています。
旅の楽しさと日本の素晴らしさを少しでも多くの方と共感したいと思い、このサイトを運営しています。
旅行以外の日々のできごとの記事もいろいろあります。
ごゆっくりご覧ください(^_-)-☆
南部梅林と書いて、”みなべばいりん”と読みます。
和歌山県にある南部梅林は、10万本もの梅の木があり日本一の広さを誇ります!
梅の開花時期は2月~3月です。10万本もの梅が満開になる素晴らしい時期に是非、訪れてみてはいかがでしょうか。
休みになると、家でじっとできない私達夫婦で、さっそく南部梅林に行ってきました。開花状況や駐車場や梅林までの道のりなどなど、レポートしてきたので紹介します。
そして、広大な梅林が守られている梅システムは、世界農業遺産に認定されています。この素晴らしいシステムに感心したので、こちらについても後の方で紹介させて下さいね!
南部梅林
観梅期には、山肌が白い梅の花で埋め尽くされて、素晴らしい景色を堪能する事ができます。私達が行ったのは、2月初旬で赤い梅が咲き始めていました。
見ごろ
7分咲きを迎えた頃からを見ごろといいます。
平年の見ごろ時期
2月中旬から下旬
2017年の見ごろ時期
平年並み。2月15日に見ごろを迎え2月末まで続きました。
フォトコンテストの写真が展示されていました。見ごろ時期の様子が伺えます。
2018年の見ごろ時期
平年と比べて、約1週間くらい遅く、2月22日見頃(七分咲き)から3月4日頃まで、見ごろが続きました。
2019年の予想
平年より約1週間遅くなる見込みで、2月下旬以降との予想です。
前年の2018年と同じ時期が見ごろになりそうな予感ですね。。(^_-)-☆
うめ振興館のパノラマ写真です。
広大な山肌が梅の花で埋め尽くされる風景を見るには、この予想される時期に行く事をおすすめします。ただし、その年の寒暖の違いによって微妙に左右します。開花情報で確認されると良いでしょう。
(確認先は、下の枠の中に記載しています)
見ごろの時期に行けなくても!
美しい見ごろの時期に、ぴったりと行けるとは限らないですよね!
そんな場合でも、梅林公園で、梅の花を堪能する事ができました!
実際に私達は、見ごろより早すぎる時期と、少し遅くなった時期に行って写真を撮ってきたのでご紹介しますね!
見ごろより早かった2月初旬
2018年2月初めは、こんな感じでした。まだまだ早すぎですね( ;∀;)
それでも、梅林公園では、咲き始めている木がありました!
白い花も咲いていました。
見ごろを過ぎてしまった3月中旬
この写真は、2016年3月5日に行った時のものです。
満開の時期は過ぎていましたが、梅林公園で美しく咲き誇る梅の花を堪能する事ができました。
所在地
マップで確認してみて下さいね(^_-)-☆
〒645-0022 和歌山県日高郡みなべ町晩稲
駐車場
梅林への入口付近に大きな駐車場があります。この写真の道をはさんだ反対側にも広い駐車場があります。
500円を支払います。
駐車可能台数:約500台
開園期間と料金
その年の開花時期によって左右します。
開園期間
2019年度の情報です。
開園:2月 2日(土)
閉園:3月 3日(日)予定 開花状況により変更する場合あり
料金
大人:300円 小学生:100円
小さなパックに入った梅干し(2個入り)をお土産に貰えます!
甘いタイプと塩辛いタイプを選べます(^_-)-☆
ペット入園可
わんこも一緒に散策できます(^_-)-☆
梅林までは坂道をのぼります
売店や無人販売など
なだらかな坂道を約20分歩くと、梅林公園まで行く事ができます。道中、無人販売の品が置かれていたり、高台からの風景を楽しみながら歩けるので、そんなに苦痛はありません。
新鮮野菜! ブロッコリーや菜の花が100円と書かれています。
お花です。梅の花や菜の花、こちらも100円と書かれていました。
朝採れたて大根 200円でした!
パリパリ大根のお漬物 100円!
何かと思ったら、梅酢だそうです。
有人の売店。いろんなものが売っています。
こちらで、入園料を払います。あと少しで梅林公園です。
梅林公園
この公園付近から、梅林一体を見渡す事ができます。満開の時期には圧巻の景色を堪能する事ができます。広々としていて、快適な空間で、お弁当を広げたりもできます(^_-)
開園期間中の土日祝日には、いろんなイベントが開催されていて、楽しめます。
ちなみに、私たちが行った日には、地元の中学生による太鼓の演奏がありました!
この舞台の向こう側が広大な梅林です。この梅林の花が満開になる景色が楽しみです!!
ハイキングコース
梅林公園から先がハイキングコースになっています。梅林の周囲をぐるっと回る感じのコースになっています。
Aコース:約4Km(約80分)
Bコース:約3Km(約60分)
私達は、このハイキングコースには行かず、梅林公園でUターンしてきました。Uターンの所要時間は約1時間です。
帰り道の風景! 向こうに見えるのは、海です!
おまけ情報
開園期間中でなくても、南部梅林公園まで行く事ができます。
その時は、料金は徴収していません。
前回は料金を徴収していない3月中旬に行きましたが、まだ残っている梅の花を見る事ができました。
満開の梅を見たい場合は、開園期間中の見ごろの時期に行きましょう。
現在の梅干しができるまでの歴史や
梅林を支える梅システムについて知る事ができます。
梅システム
400年も続く梅システム
2015年12月15日に、「みなべ・田辺の梅システム」は、世界農業遺産に認定されました!
400年も前から受け継がれてきた持続可能な梅を中心とする農業システムが評価されたという訳なのです。
この地域では、「紀州備長炭」が有名です。この備長炭の原材料となるカシやウバメガシという木が植えられている事で、土砂崩れや崩落などを防ぐ事ができているのだそうです。
山の斜面の上部から「薪炭林(しんたんりん)」「梅林」「水田・その他」と配置する事によって維持されています。梅の花の受粉にはニホンミツバチを利用し、里山や里池の自然環境を保全し、生物多様性を維持している。
こういう事が400年も前から維持し続けているって、凄い事だなあと感心しました。
うめ振興館
道の駅「みなべうめ振興館」に行くと、南高梅やこの地域の歴史、そして梅システムについて知る事ができます!
アクセス
〒645-0026 和歌山県日高郡みなべ町谷口538番地1
開館時間:午前9時~午後5時
休館日:火曜日
うめ資料展示
南高梅ができた歴史が詳しく展示されています。
江戸時代に、米が思うように収穫できない事から、梅を植えるようになったのが始まりだそうです。そして、梅干しにふさわしい優良品種をみつけ交配の末、現在の南高梅ができあがったそうです。
そのストーリーが詳しく展示されていて、とても興味深い内容です。
炭焼き職人が山をすべて梅の木にせずに、ウバメガシやカシの木を残すようにしたのです・・。
当時は自分たちの仕事を守る為だったのかも知れませんが、今となっては共存し維持する為にプラスになったという事に、強く感銘を受けました。
資料館案内
- 1階 歴史民俗資料室
- 2階 うめ資料室
- 3階 物産販売所
- 4階 屋上展望所
物産販売所では、梅干しや地域の特産品など、いろいろ販売されています。
今回の車旅のルート
(1)梅干し会館(梅干しと梅酒を購入)⇒ (2)南部梅林 ⇒ (3)みなべうめ振興館 ⇒ (4)鶴の湯温泉(入浴・食事・車泊)
梅干し会館での買い物と鶴の湯温泉の事、書ききれませんでした( ;∀;)
是非、紹介したいと思っています。また別の機会に紹介しますので、お楽しみに!
おわりに
いかがでしたか?
和歌山県にある南部梅林とみなべうめ振興館について紹介しました。
見ごろについては、平年の情報や2017年の事や2018年の予想をお伝えしました。そして、もし、絶好の時期を外してしまったとしても、梅林公園で美しい梅の花が見られる事も紹介しました。
満開でなくても、一本一本の梅の木が精いっぱい花を咲かせている姿を見る事ができて、とても満足しました。
うめ振興館では、梅林の素晴らしい風景とおいしい梅干しを支えているのは、400年も続く昔ながらのシステムだった事を知り、とても感銘を受けました。先人達の素晴らしさに尊敬の念でいっぱいになります。
これからも、このシステムを維持し続けてくれる事を心から願っています。
このブログを見て下さる皆様に「南部梅林」に訪れる機会がありますように!
その時に、このブログを参考にしていただけたら幸いです!
最後までお読み下さり、ありがとうございました!
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