北海道くるま旅24~旅行中に愛犬「宙」が旅立つ

うちのわん子達

こんにちは!Mamiyです(^^)/

還暦を過ぎたMamiy夫婦は2匹のわんこと一緒にキャンピングカーで各地を旅行しています。

旅の楽しさと日本の素晴らしさを少しでも多くの方と共感したいと思い、このサイトを運営しています。

旅行以外の日々のできごとの記事もいろいろあります。
ごゆっくりご覧ください(^_-)-☆

北海道旅行16日間で4400km走破したシリーズをお伝えしています。

長いあいだ、北海道の旅のレポートを書いてきましたが、今回で最終回となります。

ちょっと名残惜しい気持ちもしていますが・・(:_;)

 

ではでは、一緒に見ていきましょう。

 

今回の旅のマップ

ニセコサヒナキャンプ場から函館へ

宙と過ごした最後の日

本日の食欲もりもりの宙

ここしばらくは、食事をするのが、なかなか大変だった宙です。

稚内のペットショップで買った高機能のサプリメントのおかげで、少しずつ食欲も戻りつつありました!

この日は、サプリメントの他に、いつものドッグフードをお湯でふやかしたものを準備しました。

すると、モリモリ食べてくれたんです!

こんなに、バクバクと食べる姿は、何日ぶり? いえ、何週間ぶりです。

見て下さい!

凄い勢いで食べる姿を!!

これまで、サプリメントとチュアブルを口の中に塗り込んであげないと、のどの方に入っていかなかったのに・・。

こんな風に、食べられるようになるなんて、凄い!!

『元気になってくれた!』 そう思いました(^^)/

 

元気になった宙の姿を見て、私たち夫婦は心から喜びました!

そして、キャンプ場をあとにして、函館方面に向かって出発です。

 

函館への道中に「宙」が虹の橋を渡る

函館方面へ走る車の中でのことです。

元気もりもりにごはんを食べて元気になったはずの宙が「く~んく~ん」と鳴きだしました。

 

抱っこしてみると、お腹がパンパンに膨らんでいて、苦しがっていたんです。

ですが、このときは、そんなに驚きませんでした。

何故かというと、以前に同じようなことがあり、少し時間がたつと治まったんです。

 

だんだん食べにくくなってきていたので、ドッグフードの種類をドライからウェットタイプに変えたときのことです。

缶詰のドッグフードだったんですが、かなり美味しかったらしく、すごい勢いでバクバクと食べました。

すると、そのあと、お腹がパンパンに膨らみ「く~んく~ん」と苦しみだしたんです。

ですが、しばらくすると、おさまりました。

あまりに美味しかったものだから、勢いよく食べたせいで、空気を一緒にたくさん飲み込んだのが原因でした。

今回もあの時と同じだと思い、時間がたてば治ると思って、あやしたりさすってあげたりして時間を過ごしていたんです。

 

でも、今回は、ちょっと長引いていました。

前回の症状のときから、2~3か月ほど経過しているので、宙の体力そのものが、ついていけなくなっていたのでしょうか。

 

そうこうしているうちに、ある瞬間に、宙が顔を持ち上げて私の方を見たのです。

目があいました。宙と私は、お互いの目をじっと見つめました。

 

その数分後です。

 

力が無くなり・・

声をあげなくなり・・

そして

動かなくなりました・・

 

 

『え?! 死んだ!? 嘘!!』

 

運転している夫に「宙が死んだ」と伝えました。

 

「え?! 嘘やろ?!」

 

 

実はこの時、函館港の近くまで来ていました。

津軽海峡フェリーがすぐそこです。

宙は、もうお家に早く帰りたかった?

フェリーに乗って、早く帰ろうということ?

それとも、新日本海フェリーの長時間、ペット室に預けられて過ごすのは、もうイヤだから、函館出航の短時間のフェリーに乗りたかった?

 

さっき私の目を見つめたのは、お別れのあいさつだったの?!

 

宙は、きっと自分が旅立つことが、わかったんですね・・。

それで、最後のあいさつをしてくれたんですね。

 

いっときでも早く帰りたい

夫が、「すぐに帰ろう」と言い出して、フェリーターミナルにやってきました。

宙が亡くなったのが、11時8分。

最短で12時発のフェリーに乗れるとのこと。

夫の即決で、乗船して本州へ急遽、渡ることになりました。

 

函館港のフェリーに乗れるすぐ近くに来ていたことが、ある意味、奇跡のようなシチュエーションだと感じています。

 

そんな訳で、いっときでも早く、宙の亡きがらをお家に連れて帰りたい一心で、私たちはフェリーで青森に渡り、本州の陸路を走り、急遽、帰ることにしたのです。

 

予定では、帰るまであと2日の行程を組んでいて、帰りのフェリーも予約して料金も支払い済みでした。

この日、車中泊を申し込んでいた施設へキャンセルの連絡をして、予約していた新日本海フェリーにもキャンセルの連絡をしました。

新日本海フェリーのキャンセル手数料を引かれた残りの返金される額が、そっくり、津軽海峡フェリー代になった感じでした。

 

なんだか、心の中に大きな穴がぽっかりと開いたような・・、寂しい思いがいっぱいこみ上げてきて、何度も何度も涙が出てきました。

 

この長い北海道旅行のあいだ、お年寄りの「宙」の体がもつのか、正直なところ、心配が無い訳ではありませんでした。

 

だけど、今回のコロナ騒ぎが無かったら、ちょうど今頃、宙をペットホテルに預けて、バリ島に行くことになっていたんです。

もしそっちに行っていたら、私たちが居ない場所で、ひとりぼっちで亡くなっていたのかも知れません。

そんなことを想像したら、やっぱり北海道旅行に一緒に連れてこれて、そして、私の腕に抱かれての最後で、良かったと思いました。

 

それにしても、本当にここまで、よく頑張ってくれました。

寂しいけど、ありがとうの思いでいっぱいです。

 

青森から陸路を帰る

津軽海峡フェリーの函館港から青森港への航路で本州に渡りました。

ここから、食事と仮眠の時間を除いては、自宅への道をひた走りました。

道中のコンビニで氷を購入して「宙」の亡きがらが傷まないように冷やし続けながらの走行です。

運転はいつも夫ひとりです。

ほんとうに、『運転お疲れ様<(_ _)>』

 

大好きな「宙」へ

力尽きた宙・・。

なんだか、死んだように見えない宙です。

今まで、一緒に旅をしてくれて、ありがとうね。

相棒のCREAが旅立ってからは、きっと寂しかっただろうね。

どんなことを思って、毎日を過ごしていたのかな。

ずっと、私たちに寄り添ってくれていたよね・・。

CREAが居なくなった時も、宙が寂しさを紛らせてくれた。

楽しかったよ。
宙が虹の橋を渡っても、これからもずっと一緒だからね✨

 

さいごに

自宅への帰り道の空を見ていて、空に浮かぶ雲が、どれも、わんこに見えて・・。

じっと見てると、本当に、CREAと宙が走っている姿に見えてきました。

 

CREAは前の年の12月に一足先に、虹の橋を渡っていました。

そのCREAも実は、車の中、私の膝の上で、息をひきとったんです。

 

うちのわんこ2匹とも、長年、くるま旅のお伴をしてくれてきました。

最後の最後まで、私たちのくるま旅のお伴をやり遂げてくれて、本当に感謝いっぱいです。

CREAと宙は、今ごろ、天国で出会って楽しく走り回っていることだと思います。

 

今回の北海道旅行は、これで終わります。

長い旅におつきあい下さり、ありがとうございました<(_ _)>

 

 

北海道旅行のまとめページあります(^^)/

今回の北海道旅行のまとめページがあります。

こちらには、旅行の全体の行程を記載していて、行った場所ごとのブログ記事のリンクを貼っています。

良かったら、ご覧下さいね(^^)/

まとめ記事はこちらです。

北海道くるま旅16日間~愛犬との最後の旅4400Km~総集編
今回は、北海道旅行に行ってきました! 愛車のキャンピングカーLIBERTYで、なんと16日間で4400kmを走破してきたんですよ。たくさんの感動と熱い想い出でいっぱいの濃い内容となっています。

 

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