
新しいコーナーを作ってみました
今回は第七話になります
海の見える場所での二拠点生活が
どんなふうに始まったのか
現在の暮らしに至るまでを
少しずつ綴っています
『自分の願いを叶えていい』と思えた日
かさ上げ工事と整地工事が始まりました。

こんなふうに矢板を差し込んで壁を作り、
まわりをコンクリートで囲みながら、整えていくんですね。
実際に工事が進んでいく様子を見ながら、
「こんなふうに作られていくんだ…」
と、感心しながら見守っていました。
そして完成した土地は、
工事前とは見違えるほど、きれいに整えられていました。
もう、感謝感激です。

そして次の段階へ進む前に、
夫の姉夫婦に、この土地を見に来てもらいました。
夫の姉は、四柱推命や方位について本格的に学んでいて、
間取りや家の向きについて、いろいろとアドバイスをもらいたかったのです。
実は、この地域では、
家を建てる際に「確認申請」が不要とのことでした。
そのため、図面は夫が自分で描き上げました。
設計士の資格はありませんが、
建築関係の仕事をしているので、
図面そのものを描くことは、可能だったのです。
間取りについては、夫婦で何度も話し合いながら決め、
最後に姉に見てもらう形になりました。
結果は、
「問題なし」
とのこと。
ほっと安心した瞬間でした。
そして姉は、もうひとつ、
とても印象に残る言葉をかけてくれました。
「せっかく新しく建てるんだから、
ケチらず、自分たちが本当に満足できる家にするのがいいよ」
「人が見ても、“素敵な家だな”と思える家にしなさい」
そんな言葉でした。
実は夫が、
「完成したら、この家は妻名義にしたらいい」
と言ってくれていたんです。
そのことを姉に伝えると、
「それならなおさら、
材料も全部、あなたの好きなように選ぶといい」
そう言ってくれました。
自分の弟よりも、
弟の嫁である私に、
こんなふうに言ってくれたことが、
本当に嬉しかったです。
そして私は、
少し世界が変わったような気がしました。
遠慮しながら夢を見るのではなく、
「自分の思いを叶えてもいいんだ」
そう思える、
もう一段上の場所へ上がれたような、
そんな感覚に包まれていました。
(第八話につづく)



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