
Mamiy
今回は第十一話です
海の見える場所での二拠点生活が
どんなふうに始まったのか
現在の暮らしに至るまでを
少しずつ綴っています
小さくても、心地よく暮らせる場所を目指して
今回は、私たちの家づくりに対する考え方についてのお話です
当初は、古民家を購入することも勧められました
昔ながらの良い材木を使って建てられた古民家には、
確かに大きな魅力があります
広々とした間取りや庭
長い年月を重ねてきた空気感
そういう価値のある建物だということは、私たちも感じていました
ですが、自分たちが住むという選択肢はありませんでした
知らない誰かが暮らしてきた家には、
その人たちの歴史や空気が残っているような気がしたのです
贅沢なのかもしれませんが、
私たちは、
自分たちだけの時間を重ねるための家を、
一からつくりたいと思っていました
そして次に
家の大きさと間取りについてです
私たちは、大きな家を望んでいませんでした
広すぎると掃除や管理も大変になりますし、
本当に必要な空間だけで十分だと思っていたのです

基本的には、夫婦ふたりで滞在する場所
そして、ときには子どもたち家族や友人たちが集まり、
一緒に楽しい時間を過ごせる場所
そんな家を思い描いていました
設計士が描くような正式な図面ではありませんでしたが、
この手書きの図面を材木屋さんへ渡すと、
きちんとした設計図へと仕上げてくださいました

こうして、
海の見える小さな家づくりは、
少しずつ形になっていったのです
(第十二話につづく)



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