Mamiyのプロフィールの続きです。
ちょっと長くなってしまったので、こちらのページに分ける事にしました。
Mamiyの苦しかった頃のストーリーなので、興味の無い方はスルーして下さい。
ちょっと辛かったいろんな経験
結婚してから、夫の両親や自分の両親の同居や介護、子育ての事、仕事の事、数々の難関を乗り越えてきました。もちろん私一人で乗り越えた訳ではありません。夫婦で力を合わせたからこそです。
両親の事
夫の両親との同居と介護
結婚して、夫の両親と同居する事になりました。
同居の義父母は大正生まれの厳しい時代を生き抜いてきた人達でした。当然、あまちゃんの私はかなりの苦しい新婚時代を過ごす事になりました。
義母は肝っ玉母さんでした。義母の迫力に気圧されて、当初は口をきくのもおそるおそるでした。歯に衣着せず、思った事言いたい事は何でも口にする人だったので、傷つくような事も数多く言われました。
そしてある時、義母は表裏の無い人なのだとわかりました。
面と向かって悪口も言うけど、陰で悪口を言ったりする人ではない。そちらの方が、どれだけ本人の為になるかを理解しました。その事に気が付いてからは、義母のいろんな面を尊敬の念を持って接してきました。
語り尽くせないほど、いろんな事がありましたが、今では、あのあまちゃんだった私をここまで育ててくれた事を感謝しています。
そして、その両親も衰え、数年間の在宅介護の末に、順番に見送りました。
おむつ交換や身体的なお世話が苦ではなく、「こういうお世話は自分に向いているのかも・・」と思い、ヘルパー1級まで資格を取ったりもしました。
自分の両親との同居と介護
嫁ぎ先の両親が亡くなってから数年後の事です。
今度は自分の両親を自宅に呼び寄せました。自分の血のつながった両親との同居は、簡単だと思っていました。
ところが、その考えは全く違っていました。血がつながっているからこそ、ややこしくなってしまう人間関係があるのです。
身体を使うお世話は平気で出来ても、感じ方という精神面の部分が違っていたんです。些細な事まで私に頼ってくる事や、会話のやり取りのちょっとした事に、平静でいられない優しくなれない自分との闘いでした。
自分の為には惜しみない応援をしてくれていた。それが自分にとっての両親の姿でした。ところが、いざ身近に暮らしてみると、その親子関係が逆転していました。
実際、世話をするつもりで呼び寄せたんだから、そんな事は当たり前のはずなのですが、そのギャップは言葉に言い尽くせない違和感に満ちたものでした。
そんな自分との葛藤の中、数年前に父は入退院を繰り返した後、この世を去りました。
次に、母は脳梗塞を発症しました。3人の親を診つづけてきて介護に自信がある筈の私が、母の脳梗塞発症の変化を見誤ってしまったんです。そのことに、今も後悔の念が残っています。今では在宅介護はままならず、病院のベッドで経管チューブのお世話になり表情もなく、横たわっているだけです。もう2年半になります。
他の親はみな自宅で過ごしていたのに、自分を産んでくれた母を最期まで自分の手でお世話をできない事を申し訳なく思っているけど、悔やんでももうどうしようもない事です。ここまできたら、ありのままを受け入れるしかないと思う事にしています。
仕事のこと
嫁ぎ先の我が家には、家業があり、結婚当時は個人商店でしたが、現在では10人未満の小さな会社になっています。
私はその会社の経理や総務全般を任されています。
取引先の倒産で、莫大な不良債権を背負うという経験もしました。保証人になった相手が自己破産し、その借金を払わされた事もありました。分割払いで完済しましたが・・。
人間的にも能力的にも優れていた社員がガンになり、闘病の末、30代の若さで亡くなりました。その直後に、別の社員の裏切りに直面しました。情けない気持ちでいっぱいになりました。
経営って、商売って、リスク以外の何ものでもないと、この仕事を少し恨んでしまいました。
どこかの会社に雇われる方が、よっぽど楽そうだと思ったりもしました。それもこれも、自分がその立場にならないとその大変さは、わからない事だと思いますが・・。
今は、次から次へと、仕事が追いかけてくる毎日を過ごしています。
いつか、仕事から解放されて、くるま旅とブログ更新だけに明け暮れる事ができる日々を夢見ている状況です(#^.^#)
子供達について
子供は3人。みな成人していますが、子育てには結構、苦労がありました。同居の両親からは、「子供に甘い」と言われ続けてきました。「三つ子の魂百まで。三つまでに厳しく仕込まなくてはいけない」というのが、両親の考えでした。
私の考えは、とにかく、愛情いっぱい注いで育てたかった。だけど、子供の登校拒否・・。私は責められました。「母親が甘いからこういう事になった」と・・。
当時はかなり辛かったけど、今ではその子供たちも、何事もなかったかのように、普通の大人になってくれています。
あとから振り返ってみたら、何が良くて何が悪かったのか・・、両親の言う厳しい子育てが良かったのかどうか・・。もしかして、両極端同士でバランスが取れたのかも知れません。今が幸せだから笑って話せる事です。
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