休みの日になると家でじっとできないMamiyです(^_-)-☆
還暦を過ぎたMamiy夫婦は2匹のわんこと一緒にキャンピングカーで各地を旅行しています。
旅の楽しさと日本の素晴らしさを少しでも多くの方と共感したいと思い、このサイトを運営しています。
旅行以外の日々のできごとの記事もいろいろあります。
ごゆっくりご覧ください(^_-)-☆
今回は鹿児島県にあるJAXA内之浦宇宙空間観測所を見学してきました!
美しい海に面した高台にあります。
この写真を見て下さい!本当に美しい場所です!
高低差のある山を利用して機能的に建物が配置されていて、わくわくしながら見学して回りました!
その魅力と見学方法やアクセスや駐車場事情などについて紹介します。
写真もたくさん撮ってきているので、一緒に見ていきましょう(^^)/
JAXA内之浦宇宙空間観測所について
何をしている場所?
この内之浦宇宙空間観測所は、九州の鹿児島県の南端の海に面した場所にあります。
具体的に何をしているかといいますと・・。
ロケットや衛星・探査機の追跡やデータ取得
こんな事をしている場所です。
ロケット発射場を建設する地を求めて
全国行脚を行い、この地を見つけたのです。
世界の発射場は「平地」ばかりなのに、
糸川博士は、この地を選びました。
「起伏が激しく岩石が累積し、ロケットの発射地に適した場とは思えない」と人々は思ったそうですが、逆転の発想だったのです!
実績を並べて書くと果てしなくなってしまうので、ポイントだけ紹介しておきますね。
- 1962年2月 設立
- 1970年2月11日 日本初の人工衛星「おおすみ」を打ち上げ
- 2003年5月9日 小惑星探査機「はやぶさ」を打ち上げ
- 2005年1月 「はやぶさ」イトカワへタッチダウン
- 2010年6月 「はやぶさ」地球の大気圏突入
- 2013年「イプシロンロケット」を打ち上げ
- 2016年12月20日「イプシロンロケット2号機」打ち上げ
- 2019年1月18日 「イプシロンロケット4号機」打ち上げ
途中で行方不明になりながら7年後に帰還した出来事に
日本中が湧きました。誰もが記憶に残っていますよね。
その小惑星25143は、この糸川博士にちなんで
「イトカワ」と名づけられたんです。
見学の申込方法
打ち上げの時は、見に来れなかったけど、
敷地内を見学させてもらえるらしいんだ。
どうやって、見学させてもらえるのか
教えてもらおう!
ナビを頼りに現地に到着すると、写真のような門衛所がありました。
一瞬、物々しい雰囲気がして、入れてもらえないのかと思いながら、車を降りて門衛所まで行ってみました。
この門衛所が受付場所になっていまして、見学できるとの事でした。
用紙に代表者1名の出身県と氏名と同行者の人数を記入するだけでOKです。
なんと、料金は無料です!
施設見学マップと、宇宙開発の父「糸川英夫」さんのパンフレットを頂きました。
このパンフレットに、糸川博士の軌跡が記されてあります。
車両識別ステッカーを渡され、車のダッシュボードに置いて、入口の前に行くとゲートが開き、入場できます。
あとは、敷地内を自由に車で移動しながら見学して回ります。
(帰りはステッカーを門衛所に返却して、ゲートを開けてもらい退場します)
見学時間
- 見学時間は午前8:30~午後4:30
- 原則年中無休
私達は、元旦に押しかけました(^_-)-☆
原則年中無休ですが、ロケットの整備期間及び打ち上げ実験時は、見学規制があります。
資料館は隔月1回、休館日があります。
お出かけの際には、お問い合わせの上、確認をお願いします。
施設内を車で走れる!
門衛所でもらった施設見学マップです。
施設内を自分の車で移動します。何とも言えない空気感に満たされました!
施設内の建物内やフェンスで区切られた場所には入れませんが、比較的、自由な感じで施設内を車で走る事ができます。
施設見学マップ(6)衛星追跡センター
直径34メートルのパラボラアンテナです。大きい~!愛車も入れて記念撮影です(^_-)-☆
施設見学マップ(7)衛星(ほし)ケ丘展望台
一番、見晴らしが良い場所です。
「衛星ケ丘展望台」から見える風景です。
施設見学マップ(8)M(ミュー)センター
ロケット発射台です! 2019年の1月18日に、この場所から「イプシロンロケット4号機」が打ち上げられたのです!なんだか感動です!
革新的なイプシロンロケット4号機
イプシロンロケット4号機の打ち上げ成功しました!
Instagramで迫力のあるpicを見つけたので、お借りしてきました(#^.^#)
イプシロンロケット4号機の打ち上げが成功しました!
全長26メートル・重さ96トン・3段式の固体燃料ロケット
今回のロケットは、7つの衛星を運びます。
その中のベンチャー企業のエール社の衛星は、人口流れ星を発生させる事ができるんです。
2020年の春に広島県上空でイベント用として人口流れ星が見られるそうですよ!とても楽しみですね!
宇宙産業の幕開けと言えるのではないでしょうか。
何かの記念日に、流れ星の注文をする時代がすぐそこに来ていると思うと、わくわくします(^_-)-☆
宇宙科学資料館
こちらの施設で唯一、入場できる建物が、宇宙科学資料館です。門衛所の外の向かって右隣に建っています。なので、門から出たあとか入る前に見学する事になります。
こちらも無料で見学できるんです! 無料はありがたいです~(#^.^#)
建物に入ってすぐの所に、人工衛星「おおすみ」の実物大の模型が飾られてあります。
こんなに小さいんだ!と、びっくりしました!
人工衛星「おおすみ」は、日本で初めて、世界では4番目に打ち上げられたんです!
こちらは、HⅡロケットの模型です。
建物の真ん中に吹き抜けで展示されている「M3S1型ロケット」3分の1サイズの模型です。
M3S1型ロケットは、昭和55年に打ち上げられました。実際のサイズは、23.8メートルです。
日本では、最初の頃はペンシルロケットを打ち上げていた経緯があります。予算が少なかった関係もありますが、数多く実験できるというメリットもありました。
昭和30年4月の初めての実験の時は、長さ230ミリ、重さ201.8グラムのものでした。
この頃、アメリカやソ連では、すでに人工衛星を打ち上げていましたが、ドイツが開発したロケットを基礎としたもので、軍事目的で莫大な予算と年月をかけて開発されたものです。
それに対して日本では平和目的で少ない予算と短い期間で独力で開発に取り組んでいたのです!
これって凄い事だと思いました!!
こちらは、太陽観測衛星の10分の1サイズの模型です。
このブログ内で紹介しきれない数多くの展示物がまだまだありましたが、資料館の写真で最後に紹介するのが、こちらです(^^)/
この資料館には売店がないのですが、出口の前に自動販売機が設置されていました。
宇宙に興味を持ち始めた孫へのお土産に買ってきました(#^.^#)
ちなみに、写真左側は、4色ボールペンになっていて、980円でした。
写真右側は、イプシロンロケットのフィギュアで、760円でした。
食事場所や売店や休憩施設について
こちらの施設内には、食事をする場所やカフェや売店などはありません。
かろうじてあったのは、さきほど紹介した自販機だけです。
あと、飲み物の自販機が建物から出たところにありました。
施設を見学するだけで、遊んだりする場所ではないのです・・。
お弁当の持ち込みなどは不可です。
と言ってしまえば、堅苦しい場所のように感じてしまいますが、海に面した開けた場所にあるので、そこに行く事で解放感に浸れる場所だと感じました。
見学に入る前か、終わったあとに、食事をする事になります。
ちなみに、近くにあるお店をマップで探してみました。
参考にして下さい(^_-)-☆
駐車場
門衛所のすぐ隣や道をはさんですぐ目の前に、数台の駐車場があります。
駐車料金は無料です。
何台かの他の車も来ていましたが、駐車スペースに困る事はありませんでした。
アクセス
マップで場所を確認してみましょう。
JAXA内之浦宇宙空間観測所
- 所在地:鹿児島県肝属郡肝付町南方1791-13
- 電話番号:050-3362-3111
この場所へ来るには、電車などの交通機関はありません。
場所がら、どうしても、車でやってくるしか無さそうです。
- 空港から車で2時間10分
- 鹿児島市内から車で2時間30分
- 垂水港から車で1時間30分
- 鹿屋市内から車で50分
次に、私達が住む兵庫県からの位置関係の地図です(^^)/
かなりの距離でしたぁ( ;∀;)
さいごに
鹿児島県にある内之浦宇宙空間観測所での見学内容をレポートしました。
簡単におさらいしておきましょう。
- 内之浦宇宙空間観測所についての簡単な説明
- 見学時間や見学の申込方法について
- 場内を車で走って各施設を見学
- イプシロンロケット4号機について
- 宇宙科学資料館にある展示物について
- 駐車場やアクセスについて
糸川英夫博士について書かれたパンフレットを何度も何度も読み返しました。
日本の宇宙開発の発展に力を注ぎ大きな結果を残してこられたstoryに感動しました!
このブログを見て下さっているあなたにも、内之浦宇宙空間観測所に行く機会がありますように!
その時に、このブログを参考にしていただけたら幸いです。
最後までお読み下さりありがとうございました。
コメント